み ん な の c a w a i i 日 記

「 毎 日 に 感 動 や 喜 び や 幸 せ を 」 み ん な と c a w a i i で つ く る そ ん な 日 々 の 記 録

【スタッフコラム】大人の遠足

 

 

大人の遠足はのんびりがよし。

 

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黄檗山 萬福寺 手水舎

 

いつも何か用事があって、

いつも重たい荷物を持ち歩いて

目的地まで行きも帰りも急ぎ足。

 

そんな中、お茶の研究会サークルの友人に誘われて、

女ばかり10人でまったりのんびり、

宇治の萬福寺に普茶料理を食べに行ってきました。

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 黄檗山 萬福寺 山門  萬福寺の建築、仏像などは中国様式(明時代末期頃の様式)でつくられ、境内は日本の多くの寺院とは異なった空間を形成。寺内で使われる言葉、儀式の作法なども中国式。山門からして、日本のお寺とは雰囲気が全く違う。中国っぽい。 

萬福寺によって、さまざまな中国文化が日本にもたらされた。新しい「禅」、隠元和尚の名に由来するンゲンマメのほか、孟宗竹スイカレンコンなどをもたらしたのも開祖の隠元だといわれている。

 

普茶料理は精進料理の一種と聞いていたので、

以前、高野山で食べた

お蕎麦と野菜の炊いたんと天ぷらと胡麻豆腐の

あっさりとしたシンプルなものを想像していたのですが、

全く違って、

お弁当なのに思ったよりもボリュームがあり

味付けもしっかり。

 

かまぼこと思ったら山芋、

お肉と思ったら大豆こんにゃく。

食べても楽しく

お腹がいっぱいになりました。

 

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萬福寺 普茶料理(お弁当)とその周辺。本寺の精進料理は普茶料理と呼ばれる中国風のもので、植物油を多く使い、大皿に盛って取り分けて食べるのが特色。

 

 

 なんでも精進料理には大きく2種類あるらしく、

ひとつが一般的に広まっている

鎌倉時代からの「永平寺流 精進料理」。

料理すること、食事をすることも修行のうち

という考え方で

この食事礼法は茶懐石の原型となるもの。

 

もうひとつが「普茶料理」。

中国風の精進料理で、飲食平等、上も下もない。

同じ食卓を囲み、大皿スタイルで各自が自由に食します。

中国料理を食べるときと同じらしいです。

(今回はお弁当でしたが)

 

同じ精進料理でも、スタイルが全く違うのですね。

 

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 萬福寺 伽藍 通路のど真ん中に鐘楼!?

 

その後は、

せっかく宇治にきているのでお茶屋さんに。

お抹茶作り(800円)も体験。

100g5万円のお茶の葉を

自分たちの手で石うすで挽き、お抹茶を作り

お茶を立てて頂きました。

 日本のお茶、やっぱり美味しいです。

 

それから

お話伺って、相談にのってもらい

ふむふむと納得してお茶を買いました。

とっても素敵な体験でした。

 

特別高価なものを買ったわけでも何でもないのだけど

自分が毎日、どんな時にどんな場面、

どんな気持ちでお茶するのかを想像しながら

そのイメージに合うお茶をいくつかチョイス。

お茶を買うことによって

まるで未来の至福の時間を手に入れたような感覚です。

ある意味、とても贅沢なことなのかもしれません。

 

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 町屋を改装したCAFE。中はイタリアンに、パン屋さん、中庭、素敵な佇まい

 

そのあとは宇治の街の素敵な界隈を散策。

 

ゆっくりのんびり歩くと心もゆったり。

ニコニコ笑顔になっていきます。

お隣の顔もニコニコ

そのお隣も素敵なニコニコ。

素敵な大人の遠足になりました。

 

 

スタッフ AKI