【スタッフコラム】85歳の現役スーパーモデル!
JRの大阪駅中央改札口を出ると、
美しいモデルの大きな広告写真がパッと目に飛び込んでくる。
ただ、美しいだけではない。
エレガントでゴージャス、知性的。
満ち足りたような口元の笑み。
そして何より圧倒的な存在感とともに
ほとばしるような情熱を周囲に解き放っている。
何度立ち止まって写真を見続けたことか。
名前はカルメン・デロリフィチェ。
85歳にして現役であり続けるベテランモデルのカルメンは、
1931年にニューヨークシティーに生まれ。
4カ国のヴォーグの表紙を、史上初の15歳で務め、
1940年代には画家ダリの被写体となり、
数々の活躍を経て85歳の現在まで70年のキャリアを築いてきた。
その間、優雅さをもつ彼女は常にモデルの新たな領域を切り拓いてきた。
85歳になった今もファッション誌のカバーを飾り
ハイブランドのランウェイを歩く現役のスーパーモデル。
そして最近では高齢女性の活躍を彼女自身が体現し、
現在でもモデル業界のアイコンとなっている。
PERSOLという人材派遣会社をはじめとしたグループ企業広告なのだけれども、こんな広告なら大歓迎。2017年3月25日~TVCMともに大規模全国展開中。いつまで見られるかな。
カルメン・デロリフィチェの写真がいくつも柱に。男性の写真はコンピューター産業の基盤を作ったスティーブ・ウォズニアック。カルメンとスティーブ、二人の写真がJR大阪駅構内あちこちに貼られている。
TVCMと連動した広告写真なので、
コマーシャルの方を見たことがある人がいるかもしれない。
カルメンは若い頃、モデルとしてあまりパッとせず、
モデルをやめていた時期もあるそうだ。
今や世界中のモデルたちから憧れられるような存在になっている。
そんなエピソードにもちょっと勇気づけられる。
顔のつくりがいいとか悪いとか
そんなものは超越してしまって
彼女の生きざまそのものが姿かたちに映し出されていて、魅せられてしまう。
心の奥深いところにぐっとくる。
何も諦めなくてもいい。
心から笑える自分でいられるよう
自分がやりたいことをやればいい。
心が満たされること、魂が喜ぶことを自由自在に。
カルメン・デロリフィチェのように
心から満足して笑っていられる、そんな自分になりたい。
彼女の大きな広告写真を眺めていると、素直にそう思えてくる。
スタッフAKIでした。
カルメン語録
■「私はまだ描きかけのキャンパス、生きている間は未完成のままよ」
~カルメン・デロリフィチェ
■<TV-CMストーリー 「はたらいて、笑おう。カルメン」篇>より
Many people are amazed, “How do you keep doing that? You have so much energy.”
周りの人に驚かれるわ。なぜ精力的に続けられるの?"と
But it was a passion. It wasn’t something I had to do.
It was something that I was privileged to choose to do.
その源は"情熱"よ
義務なんかじゃなく本当にしたいことだから
I understood that I was universe that I was in charge of.
私は学んだの。"自分の世界は変えられる"と
We all have a freedom to redesign our lives,
人生は自由に再構築できるのよ
and I’m still doing that. I’ve never finished.
今でもやり続けているわ。私に終わりはないの