み ん な の c a w a i i 日 記

「 毎 日 に 感 動 や 喜 び や 幸 せ を 」 み ん な と c a w a i i で つ く る そ ん な 日 々 の 記 録

【みんなにとっての心の豊かさとは】 山の中の女性車掌という暮らし

 

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山の中の女性車掌という暮らし

 


山の中の鉄道会社で働いています。


本当に田舎の山の中の路線で20代の女性社員は私だけ。線路の周りに出没する猪やら巨大な虫やら爬虫類やらと格闘しながら冷暖房のない車両に毎日、日の出前から乗務しています。


重い道具を運べばふらつき、山の斜面を走れば転び、蛇をみつければ悲鳴をあげて半泣きになる・・・、そんな頼りない女性車掌にいつもお客様は暖かい言葉や励ましの言葉を掛けてくださいます。


思春期真っ盛り小学校高学年くらいの男の子が真っ赤な顔で「お姉さんの運転が上手で格好いいと思いました。頑張って下さい」と伝える為に車両を下りてから走ってきてくれたり、ご年配のご夫婦から手作りの御守りや喉飴を頂いたり、毎月私の車両に乗る為に来て下さる方もいます。

 

嫌な事も辛い事も沢山あります。身体中いつも青あざや擦り傷だらけ、泥だらけ機械油だらけです。

 

でもお客様から頂く沢山の優しさや温もりに支えられ毎日小さな小さな喜びを受け取りながら昭和39年製10.2トンの可愛い相棒と小さな車掌は心を込めてお客様を目的地までご案内しています。